所属:すばる交通株式会社
前職:飲食店経営
乗務員歴:2013年11月より
以前は飲食店を経営していましたので接客にはそれなりの自信がありました。親戚にタクシードライバーなら接客のスキルを活かせるとすすめられました。また、タクシードライバーに関する本を読んで、タクシードライバーをやってみようと思いました。
地理の覚えるコツは、まず1か所から覚えていくと、そこからどんどん地理が広がっていきます。また、お客様からいつもより高い等、言われた時には必ず調べ直して最短で行ける道順を覚えていくようにしています。プロとして、いつも最短の道を知っておきたいという気持ちを持っていますね。
最初は始めた頃はエリアを限定していましたが、今は限定せずに走っています。会社が六本木方面を勧めているので、行ってみたら単価等も良かったので、最初はそこから始めてもよいと思います。
お客様が手を挙げるのを待っていてはダメですね。乗ってくださるかなあ、と思ったらスピードをゆるめて、徐行して近づいていき、違ったとしても気にしないでいられる心を持つことが大切なのであって「お客様を見つける」というより、自分の間(ま)で走行するという強い気持ちだが必要だと思います。
すべてはお客様への「気づかい、心遣い。空気を読む」ことだと思います。簡単なようでいて難しいですね。たとえば、道が分からなかったら「申し訳ございません」と心からお詫びする。といった正直さも必要だと思います。
お客様に「教えて頂けますか?」と正直にお聞きすると、たいていのお客様は教えて下さいます。イライラしているような方、お急ぎの方にも「申し訳ありませんが教えてください」とひたすら謝る姿勢でいれば、それでも万一クレームになった場合、会社が対応してくれるので、安心していることができます。
私は、お客様のペースに合わせるようにしています。お客様が降車される時も、早く次の営業に行きたい、などという想いではなく「ゆっくりでいいんですよ」「準備ができたらおっしゃってください」という姿勢、言葉でいようと思っている。そういう初心を忘れないようにしようと思っています。
タクシーは、お客様の足。雨降りの時、お年寄りや病院へ行く方、急いでいる方などの足になります。私はタクシーを必要とされている方に寄り添う気持ちを大切にしています。
お客様をお乗せする回数を増やすことで、単価の高いお客様と巡り合う確率も高くなります。昨年と比べて確かに売り上げが上がっていますが、それは決してテクニックや知識、景気などの要素ではなく、単に「目標に対しての自分の気持ちが以前より強くなった」という想いが、結果に反映されただけのように感じています。
すばる交通の明るい雰囲気が好きなので、今のところ個人タクシーを目指す気持ちありません。会社に帰ってきて「ただいまー」「お帰りー」というのがとてもほっとするし、嬉しいからです。
タクシー業界で自分のような若いドライバーはまだまだ少ないし、やりづらいこともありますが、すばる交通には若い人、未経験の人も多く働きやすいので「タクシーってこんなに楽しくて、若い人に向いている仕事なんだ」ということを、発信し伝えていきたいと思っています。そして「なんでそんなに若いのにタクシーに乗っているの?」というようなことを言われないような業界にしていく、使命感のようなものを感じています。
ぜひ、タクシードライバーをやってみてもらいたいです。特に若い人なら稼げますから。いろんな方とご縁ができますし、楽しい仕事です。もちろん、つらいこともあります、すべて自己責任ですから。けれど、自分が迷った時に考えることのできる時間や、答えを自分で見つけることができる時間もあります。